触れることすら出来ない海を想い、空はハラハラと涙を流す
空に恋焦がれる海はその色を己に写し込むことで悲しみを紛らわせる
蒼き空と海の狭間に生まれた大地は彼らの色を欲し、2つ命を産み落とす
1つは海へと続く川へと落ち、もう1つはそのまま大地にこぼれ落ちた
川に落ちた命はやがて海の底へと留まり、海の悲しみが癒えるようにと
自らを蒼く淡く光り輝く珠へと姿を変えた
大地に落ちた命は空から溢れ落ち続ける涙を糧に芽吹き蒼い大樹となった
幾千の昼が過ぎ、夜が過ぎ互いの想いが溶け合い重なりあったころ
海の蒼さをたてがみに宿し、海の深き蒼に染まった鱗を輝かせながら
1匹の龍が大樹の根元へと降り立った――その手に蒼き珠を持って
空と海を自由に泳ぐ蒼き龍はいつしか彼らの想いを珠にのせて運び始めた
触れることは出来なくとも想いを重ねてゆくことは出来るから、と――
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